
国立新美術館にて開催中の「ルーシー・リー展」に行きました。2002年に開催された展示に友達に誘われ初めて彼女の存在を知り、その洗練された作品が印象に残っていたので今回も楽しみにしてました。
I.初期、II.形成期、III.円熟期という会場構成で、最初の2部屋では彼女宛の手紙や書類やらのほうが気になりました。自身のレターヘッドのデザインがとてもきれいで(図録に掲載されてなく残念…)、作品以外のものや生活まわりのものも徹底された美意識がつらぬかれてました。そして円熟期の部屋へ入ると、器たちの完成度というか繊細さが格段と増し素晴らしかったです。少し近寄りがたい、高潔な存在感でした。会場はとても混雑していて、その中で多くの女子がピンクの器を目にすると「ピンクかわいい~ステキ~」「やっぱりピンクがいいね」とみんな口々に言ってたので、よし、女子向けのものにはピンクピンクと仕事の参考になりました。そして今展の図録は総ページ336と見応えもあり、彼女の作品のようにシンプルかつきれいなデザインで好きです。図録は一般書籍画集より安価で購入できるので、デザインが良いととても嬉しいです。
上 図録表紙
下 図録より ピンクの器のひとつ